湊町酒田の傘福 2

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酒田の早春の楽しみ「酒田雛街道」
かつて江戸や京都、大坂(現大阪など)との交易で賑わった湊町酒田には、北前船により運ばれてきた、由緒ある雛人形が数多く残され、大切に保管されてきました。
【主要展示施設】

・(公財)本間美術館 /酒田雛街道20周年 雛祭 古典人形展
・本間家旧本邸と別館「お店」 /本間家のおひなさま
・旧鐙屋 /土人形展          
・山王くらぶ /湊町酒田の傘福と辻村寿三郎作「さかたの雛あそび」
・相馬樓 /酒田のおひなさま
・山居倉庫酒田夢の倶楽華の館 /湊酒田 加藤家のお雛さま
・酒田あいおい工藤美術館 /秀作古典雛と古傘福・古押絵
・清亀園 /第4回酒田の古傘福と古典雛
・酒田市立資料館 /雛と酒田の美酒
・酒田市松山文化伝承館 /まつやまのお雛様〜酒田雛街道〜
・旧阿部家 /旧阿部家ひなまつり
・さかた中通り商店街アーケード /歩いてながめる傘福と飾りもの
・マリーン5清水屋 /〜美術画廊で見る〜新古・古典雛/新作傘福展

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「傘福」は、江戸時代から酒田に伝わるつるし飾りのひとつ。子孫繁栄や子の幸せを願って地元の神社仏閣に奉納した風習が残っている他、日枝(ひえ)神社の例大祭「山王祭(さんのうまつり)」の渡御(とぎょ)行列にもその源流が見られます。祭りの亀傘鉾(かめかさほこ)は京の職人によるものですが、神社仏閣に奉納した傘福は地元の女性たちの手づくり。酒田商工会議所女性会は、近年失われつつあった傘福の風習に光を当て、文化の伝承と街おこしへとつなげました。

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静岡県稲取(いなとり)の「雛のつるし飾り」、福岡県柳川市の「さげもん」と並び、日本三大つるし飾りとして注目される酒田の「傘福」。傘に天蓋(てんがい)がついているのが大きな特徴です。細工物の製作は、古布を集めることから始まり、すべてが手づくり。平成22年の第5回傘福展示に向けて、新たに紅花染の傘福も製作しました。「なす」は大願を成す、「さるっこ」は災いが去るようになど、飾り物一つひとつに意味があります。

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日本三大つるし飾り(酒田傘福、伊豆稲取つるし飾り、柳川さげもん)のひとつ「酒田傘福」を常設展示しています。

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酒田周辺に於いて江戸時代後期頃から庶民の切なる願いをこめ、 小さな飾り物を傘先に吊るし、幕を張り、神社仏閣に奉納祈願したものでありました。

豪商風間家の二段一対の傘福には、金らん・錦で出来た縁起物の宝袋・軍配が飾られ、欄干を覆う幔幕には、丸に二重三菱の家紋が金糸で刺繍されており、ひなの時には両脇に飾られたと思われます。

酒田祭りにおいて毎年市内をくねります山車のひとつ本間家の亀傘鉾は、 傘に縁起物を吊るしており、これに傘福の歴史の根源をみるとこができます。


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by yumi_yamagata | 2016-02-26 00:01
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